うらわ話し方教室

　最近の私は以前と比べて、心と生活に余裕が出てきたと思います。それは、この教室に通えたおかげだと思います。以前の私は、人前で話すことを考えただけでドキドキしたり、最大の悩みでした。

　私のあがり症歴は小学生の頃からと長く、成人してからも悩みが続きました。結婚もしていない前から、子供ができたらPTAの保護者会の心配までしていたり、何をやるにも人前で話す役割が来ない様にと逃げてきました。

　教室へ通い始めも、最初はしんどくて、家を出る前に自分にお休みする言い訳をいろいろ考えてたり、続けて通えませんでした。

　ですが、休みながらも細く長く続けて来れたのは、この機会を逃してしまったら一生このままだ！と思う気持ちと、毎回毎回真剣に向き合っている生徒のみなさんの姿が、本当に励みになったおかげだと思います。

　先生の生徒さんへのあがり症を治したいと思っている細かい気づかいも、治るまで長く通っていいんだと思えてすごく感謝しています。
（うらわ話し方教室のM・Kさんのお話です）

　先日、子どもの小学校の懇談会がありました。その時役員決めをしたのですが、広報部だけが誰も受ける人がおらずなかなか決まりませんでした。
　今までの私だったら絶対に逃げていたのですが、今回は誰もやる人がいないならやってみようと自分から立候補することができました。

　実は子どもが生まれる前から、子どもが生まれたら幼稚園や小学校の役員をやらなくてはいけないと考えていて、あがり症の私にとって怖くて怖くて仕方のないことでした。なのでこんな自分から役員を引き受けるなんて当時の自分からは想像も出来ないことでした。

　下の子どもが生まれてから、子どものためにも逃げたくないという気持ちからこちらの教室に通い始めました。最初の頃は、教室で実習する内容を事前に考えて、家で何度も何度も練習して、「よし、今日も恥をかいてくるぞ！」と気合を入れて教室に通っていました。

　何度も練習してからスピーチの実習にのぞんでも、最初の数ヶ月は頭の中が真っ白になり、言葉がでなくなり、途中でやめてしまうことが度々ありました。後から通い始めた人達が克服していく中、自分はなかなか進歩せず、私はずっとこのまま成長せず良くならないんじゃないかと何度も思いました。

　でも諦めず通い続けて、他の人よりはゆっくりでしたが徐々によくなってきたと、今では実感しています。育児サークルで司会役をしたり、紙芝居をやったり、幼稚園の役員をしたりと少しずつ挑戦し、あがり症がよくなっただけでなく、私自身にも少し自信がつきました。人は人、自分は自分と割り切れるようにもなり精神的にも強くなれました。

　教室に通い始めた頃は人づき合いも苦手で、自分の思いを人に伝えられずにいましたが、今では素直に思いを伝えられるようになり、人づき合いが楽しく楽になりました。新しく仕事も始めることになり、これからは様々なことに挑戦し、さらに成長していけたらいいなと思っています。
（うらわ話し方教室のK・Tさんのお話です）

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